新しい年のはじまりに ― 3Dプリンタで生まれた「舞う馬」

ジュエリー製作のデジタル化という新しい柱

従来の手仕事の技術を大切にしながらも、
3D-CADによる設計、そして3Dプリンタによる試作や造形。
これからのジュエリー製作の可能性を広げるため、3台目となる3Dプリンタを導入しました。


FDM方式大型3Dプリンタ Creality K2 Plus
山之内時計眼鏡店に導入されたFDM式大型3Dプリンタ

FDM式大型3Dプリンタの導入

今回導入したのは、FDM方式の大型3Dプリンタ
フィラメントと呼ばれる素材を溶かしながら積層し、
デジタルデータを実体として形にする機械です。

コンピューターの中で設計された形が、
少しずつ層を重ねながら現実の物体として立ち上がっていく様子は、
何度見ても不思議で、そしてどこか感動的です。

ジュエリーの原型製作、デザイン検証、
さらには試作品の確認など、
このプリンタは今後の製作工程の中で大きな役割を担っていくでしょう。



干支の「馬」を3Dプリント

新しい機械を迎えたとき、
まず最初に作ってみたくなったのは、
その年の干支である**「馬」**でした。

3D-CADでデザインされた馬の姿は、
骨格のような軽やかな構造で、
まるで風が通り抜けるような造形。

データをプリンタに送り、
時間をかけて少しずつ積み上がっていく素材。

やがて造形が完成したとき、
そこには軽やかに歩み出しそうな一頭の馬が立っていました。

機械が作ったものなのに、
どこか温かく、
人の気配を感じるような造形。

それは、デジタルと手仕事が出会った瞬間でした。


3Dプリンタで製作した干支の馬の造形
3Dプリンタで造形された干支の馬

新しい年を駆ける馬

完成した馬に、小さな花をそっと添えてみました。

すると、不思議なことに
その馬はまるで踊るように、
あるいは舞うように見えてきます。

軽やかな体。
やさしい表情。
そして、どこか愛嬌のある佇まい。

まるで新しい年の始まりを祝うように、
机の上で小さく舞っているようです。


デジタルと手仕事の未来

ジュエリーは、人の想いを形にするもの。
そこには、技術だけでなく、
温かさや物語が宿ります。

3Dプリンタという新しい道具も、
その想いを形にするための一つの手段。

これから山之内時計眼鏡店では、
3D-CADと3Dプリンタを活かしながら、
より自由で魅力的なジュエリー製作に挑戦していきます。

新しい年も、
この小さな馬のように軽やかに。

そして皆さまの毎日が、
希望に満ちた一年になりますように。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です